第4回 CCB(コミュニティカレッジバックステージ)
日時:2018年6月2日
場所:長野県塩尻市内
ホスト校:信州アルプス大学
信州アルプス大学を舞台にした2018年のCCBでは、
全員参加のワークショップで「CCB虎の巻」が作成されました。
今後、コミュニティカレッジの運営を考えておられる方や、
現役で活動されている方にとっても役立つ指針です。
CCB 虎の巻 ~これからコミュニティカレッジを運営する方へ~
<其の一 授業立案・運営方法>
授業立案
一 次はどうしよう?といいだすべし
二 企画は少人数ですすめるべし
三 本物の大学がやらないことを大切にすべし
四 エッジを立てるべし
五 遊び心を持つべし
六 必ずできると十回唱えるべし
授業のタイプ
一 皆さんの広い関心にこたえるJPOP型
二 普遍的で王道コンテンツのクラシック型
三 エッジィでマニアックなコンテンツのBossanova型
四 現場に行って体験するライブ型
運営方法
一 言いだしっぺがコーディネートすべし
二 講師謝金は、出すならだいたい一万円くらいにすべし(お金がない時は・・せめて、交通費は出すべし
課題
一 エッジィなアイデアを授業に落とし込めるか常に考えるべし
<其の二 運営(資金繰り・スタッフ・組織運営)>
資金繰り
一 あるお金でできる範囲でやるべし
二 補助金は戦略的に使うべし
三 参加費の有無を明記すべし
四 固定費をゼロに近づけるべし
会場
一 貸会場以外の会場をさがすべし
スタッフ
一 スタッフの得意なことを役割にあてるべし
二 スタッフがやりたいことを実現すべし
三 スタッフ固定にこだわらない
四 スタッフ募集ははっきり言うべし
五 打ち上げ・飲み会を大切にすべし
六 スタッフも楽しむべし
組織運営
一 無理のないスケジュールをたてるべし
二 自主性を重んじつつ、アドバイスも受けるべし
三 組織は基本コンパクトにすべし
四 振り返る時間を定期的に持つべし
五 コミュニケーションのスタイルを決めるべし
課題
一 いつまでもあると思うな無料会場
二 行政主体のソーシャル系大学の在り方をいつも考えるべし
三 虎の巻は万能ではないと、心得る
<其の三 集客(宣伝・広報など)>
「そもそも」を考えてみる
一 勝手に大学なので、目的は集客ではないのだ
二 無理したら、続かないですよ
三 「こんな風に大学を使ってほしい」とコンセプトをしっかり伝えるのだ
四 資金繰りもあるのである程度来てほしいのだ
コンテンツを工夫しよう
一 センセイがセンセイを呼ぶのである
二 やりたいことを出し合える場から、いろいろ生まれるのである
三 テーマ(コンテンツ)のバラエティがあれば、自ずと顔ぶれは変わろうぞ
媒体を工夫してみる
一 思いを伝え、街中の共感者をふやすべし(フライヤー・リーフレット)
二 グッズで遊ぶべし
三 参加者を一番の伝達者にすべし
四 結局は、人が人を呼ぶのだ!
プロセスを工夫してみる
一 プロセスを聞き、巻き込むべし
二 プロセスをお祭りにすべし
三 名刺を作るなら、参加者にも提供すべし(参加者→主催者への工夫)
四 「集める」のではなく、「集まる」を意識すべし
五 実施後の振り返りもまた楽しむべし
壁をなくす
一 入りやすさをデザインすべし
二 固まる前に混ざれ(混ぜよ!)
三 スタッフと参加者の壁をなくすべし(たとえば、準備片づけは一緒に)
四 集客するだけでなく、他コミュニティにも積極的に参加すべし
五 大学と市民ではない。〇〇さんと〇〇さんの関係を築くべし
<其の四 これからのCC(コミュニティカレッジ)の在り方>
オルタナティブな取り組みの大切さ
一 地域の課題に誰もが取り組める存在
二 自発性のある「お節介文化」を生みだす
三 多様なきっかけを生み出す
四 枠にとらわれない柔軟性にある存在
多様な人々の居場所としての存在
一 新しい仲間、自分の居場所を探している人の出会いの場
二 多様性を大切にしたフラットな集いの場
繋がりが新しいものを生む存在
一 出合いから梅ら他コミュニケーションから自主的なサークルなどが生まれる場
二 いろいろな断崖や仲間への繋がりが自発的に生まれる場
三 出合いや気づきから新しいアイデアが生まれる場
四 繋がりを中心に次世代につなげていく
CC同志のコラボの充実
一 地域を越えた意識が育まれる場として、CC間の交流を充実。
例えば、「近くのCCとの定期的な交流会」「CC全国大会」等
「地域の学び」を発展させるコミュニティカレッジ・バックステージ
全国には、地域の活性化や人々のつながりをめざす学びの場が続々と生まれています。それは、コミュニティカレッジや市民大学、ソーシャル系大学などと呼ばれ、市民の自発的な学びの場として、地域に根差した取り組みとなっています。
2015年より、全国で活動するコミュニティカレッジが一堂に集まり、それぞれのイノベーションを共有するためのフォーラム「コミュニティカレッジ・バックステージ(CCB)」が開催されています。
それぞれのコミュニティカレッジが育んできた講義内容やネットワークの広げ方など、舞台裏(バックステージ)をお互いに紹介することによって、各地の「地域の学び」をさらに広げ、つなげていくためのプラットフォームを目指しています。
★第4回コミュニティカレッジ・バックステージin信州塩尻(6月2日(土)開催)
2015年4月に神戸市で第1回を開催し、翌年2016年5月に第2回目を柏市で、昨年2017年は土佐市で開催しました。いずれも、その地域で活動を行うカレッジ(市民大学)が中心となり準備を行い、全国から学びの場をつくる方々が集結しました。
今年2018年は、長野県塩尻市を舞台に「第4回コミュニティカレッジ・バックステージ」を6月2日に開催します。
長野県塩尻市は東京、名古屋からの交通の要所として栄えてきましたが、地方都市のご多分に漏れず過疎化、シャッター商店街などの課題も山積みです。
しかし。行政も積極的に市民活動を応援し、CCBの会場となる市民交流センター(通称えんぱーく)は、図書館、商工会議所、市民活動エリアなどを含む複合施設となっており、たくさんの市民の集いが見える場となっています。
第4回目となる今回のCCBでは、全国のコミュニティカレッジの経験と知恵の「見える化」を試みたいと思います。
全国のコミュニティカレッジ関係者をはじめ、地域の学びとつながりにご関心をもつ、全てのみなさまのご来場をお待ちしております。ソーシャル系大学を実践されている方でなくとも、参加できます。
お仲間にもお声掛けいただき、コミュニティカレッジ・コンソーシアム(CCC)の輪を広げて頂ければ幸いです。
スケジュール (内容は変更の可能性があります。)
10:00-10:30 開場・受付
10:30-10:40 開会挨拶
10:40-11:00 キックオフトーク
11:00-11:50 コミュニティカレッジ運営虎の巻を作ろう!セッション1
11:50-12:00 午後の説明
12:00-13:00 ランチ休憩(お弁当を用意します)
13:00-13:50 コミュニティカレッジ運営虎の巻を作ろう!セッション2
14:00-14:50 コミュニティカレッジ運営虎の巻を作ろう!セッション3
15:00-15:50 まとめと全体共有
16:00-16:40 塩尻委市長あいさつ
16:40-17:00 閉会あいさつ・次回開催大学へ
12:00-14:50 参加各カレッジの10分間PR(ビデオ撮影)
18:00-20:00 懇親会
※「コミュニティカレッジ運営虎の巻を作ろう!」
ワールドカフェ形式のワークショップを通じて、全国のコミュニティカレッジの経験と知恵を可視化します。運営、授業内容、マネタイズなどのテーマでそれぞれ1巻の巻物としてアウトプットを目指します。まさに虎の巻です。
※一般参加者の方にCCBの一部プログラムを聴講していただきます。
※懇親会に参加される方は、「前売り・懇親会参加」をご購入下さい。
コミュニティカレッジ・バックステージお申込み方法
peatix以外のお申込み方法でも受付しております。詳しくは事務局までお問い合わせください。
★コミュニティカレッジ・コンソーシアム(6月1日(金))開催
バックステージ開催前日の6月1日(金)の夜には、「コミュニティカレッジ・コンソーシアム(CCC)」を開催します。
CCCは、コミュニティカレッジ・バックステージの「役員会議」です。とは言いましても、カレッジ関係者であればどなたでも参加することができます。CCBに関しての話し合いを主に行っています。
場所:塩尻市民交流センターえんぱーく(長野県塩尻市大門一番町12ー2)
日時:6月1日(金)18時30分~20時00分(予定)
会議終了後、市内にて懇親会を開催いたします。会費は現地で集金いたします。
「コミュニティカレッジ・コンソーシアム(CCC)」参加を希望されるカレッジの方は、事務局までお問合せ下さい。
★オプショナルツアーの開催(6月3日(日))開催
バックステージ開催翌日の6月3日(日)にはオプショナルツアーをご希望者対象に計画しております。
①しおじり景観ワイン散歩
日本有数のワインの産地である塩尻市。えんぱーく周辺にもワイナリーが点在しています。昨年開催し好評だったワイナリーめぐりをご体験ください。塩尻景観ネットワークのみなさんの協力を得て、初夏の桔梗ヶ原を歩いてワイナリーめぐりをします。
昨年の授業の様子:https://wp.me/p6NF3P-JB
場所:塩尻市桔梗ヶ原
日時:6月3日(日)9時~12時
参加を希望されるカレッジの方は、事務局までお問合せ下さい。
②塩尻市民交流センターえんぱーく探検
全国から視察が絶えないえんぱーく。普段は入れない地下や屋上などヒミツのエリアを含めてご案内します。
場所:塩尻市民交流センターえんぱーく
日時:6月3日(日)10時~11時30分
参加を希望されるカレッジの方は、事務局までお問合せ下さい。
塩尻での滞在先情報
CCCならびにCCBは塩尻市内で行いますので、塩尻市中心地で宿泊先を確保して頂けたら便利が良いと思います。
宿泊先情報の一例を紹介致します。
・ホテル中村屋 https://www.hotel-nakamuraya.com/
・あさひ館 https://hotel-asahikan.jp/
・ルートイン塩尻 http://www.route-inn.co.jp/search/hotel/index_hotel_id_546
・ルートイン塩尻北 http://www.route-inn.co.jp/search/hotel/index_hotel_id_221
会場えんぱーくの駐車場について
お車でお越しの方は隣接するウィングロードの市営駐車場が6時間まで無料でご利用いただけます。
第4回CCB・CCCに関するお問い合わせ先
信州アルプス大学事務局 担当:久納
TEL:080-6937-4937
E-mail:shinshu@alps-univ.net
主催:信州アルプス大学、コミュニティカレッジ・コンソーシアム
協力:塩尻市
コミュニティカレッジ・コンソーシアム(CCC)は、全国のコミュニティカレッジが学びを共有することができる機会を創るため、設立されました。(発起人:柏まちなかカレッジ・神戸モトマチ大学・ハマのトウダイ)
・コミュニティカレッジ・コンソーシアム事務局=神戸モトマチ大学
https://comcolb.jimdo.com/
・第4回コミュニティカレッジ・バックステージ事務局=信州アルプス大学(一般社団法人 信州アルプス大学校)
http://www.alps-univ.net/